鬼滅の刃のキャラクターをアロマオイルで評価してみたよ 【前編:主人公や同期組など】

January 20, 2021

こんにちはEarth Giftです。

今日の記事のきっかけですが、10月頃に日本にいる母と連絡を取った際、最近“鬼滅の刃”というものが流行っているよ、と言っていたんですよ。調べてみるとアニメのようだったので、息子にも見せられないかな、と思い一緒に見てみたのですね。そしたら、一話目からかなり衝撃的な内容で、子供向けではない部分もあったのですが、息子は伊之助くんがお気に入りになったようで、おばさんの自分まではまってしまい、Youtubeに出ているアニメも、そして単行本まで購入して見入ってしまいました^^

調べてみるとアメリカ、ニューヨークでもアニメ好きには人気で、アニメ系のショップや日系の書店では、鬼滅の刃の単行本やグッツが売られていたり、改めて日本のアニメって本当にすごいなと思いました。海外で日本のものが流行ることは、日本人としてとても嬉しいですね!

鬼滅の刃の作品の舞台は大正時代なのですが、読み進んでいくと、平安時代や江戸時代などの描写も有り、その当時の環境や文化、風潮だったり、日本史も学べるのがとても面白かったです。そして、作品中ところどころ出てくる植物にも、キャラクターにまつわる大きな意味があったりと、とても興味深い伏線がたくさんありました。

そこで今日は、前半に鬼滅の刃について、個人的に思ったことなども含め、簡単なあらすじと、後半は鬼滅の刃のキャラクターをアロマや芳香植物で表すと?ということで、私の独断と偏見で、鬼滅をアロマで評価していきたいと思います。

記事の前に注意事項ですが、

この記事では、最新の注意を払っておりますが、一部ネタバレを含んでおります!これからアニメや映画、単行本を見てみたい、と思っている方は、それらを見終わるまで、読まないでいただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

なお、著作権に関してはこちらの章で記載しております。


(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

米国在住で鬼滅の刃を見ていない方へ、一親としての意見

もし私にアメリカで子供がいなければ、気にすることではなかったと思いますが、今回鬼滅の刃を観て、特に米国在住でお子さんのいらっしゃる方で、鬼滅の刃を観せようか考えているご家族の方へ、ちょっとした私個人の感想をお伝えしたいと思います。

鬼滅の刃は子供向けではない

日本人として、日本で流行っているものを子供にも共有したいと思うことは、どなたにもあると思います。私自身がそうだったので、今回何も調べず息子と一緒に観ていたのですが、やんちゃな9歳の息子でも、かなり怖がっていました。特に物語の10話目くらいまでは大人の私でもショックなほどだったんですね。その理由は、鬼滅の刃は人が切られて出血することや、死が当たり前のアニメだから、なんですね。

また、小さなお子さんの場合、人が切られて出血する場面はもちろん、鬼滅の刃では主要なキャラクターである“鬼”が人(家族)を襲う、ということだけでもかなり衝撃的なシーンだと思います。

まず、アメリカではそういったグロテスクな映画などは年齢制限がありますよね。アニメだったとしても、例えばサウスパークなんかでも年齢制限があります。まあサウスパークは別の意味でも年齢制限があるんですけど。。^^;おそらくこの辺りは、日本とアメリカでは大きな文化の違いの一つなんじゃないかな?と個人的には思います。

じゃあ、鬼滅の刃は誰向けか?といったときに、これは意見が様々かと思いますが、

人の死などが理解できる年齢
グロテスクなシーンや戦闘物に耐性がある方
人の絆、家族愛や兄弟愛の物語が好きな方

と個人的には考えています。この辺りも前提に、作品を楽しむのが良いかなと思います。


(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

鬼滅の刃のあらすじと登場人物の解説

では、その前提を踏まえた上で、鬼滅の刃を知らない方のために、簡単に作品のあらすじをご紹介します。

鬼滅の刃のストーリーは作品名そのもの

設定は大正時代。山奥に仲睦まじく暮らす竈門(かまど)家は、病気で父を亡くし、母そして6人兄妹の家族。父の代わりに、長男:炭治郎が街に出稼ぎをしていましたが、家に戻ったある日、家族が惨殺されていた、というところから話は始まります。

後に惨殺した犯人は、人食い鬼だったことが明らかになるのですが、妹の一人である禰豆子(ねずこ)は、それをきっかけに鬼化し、炭治郎を襲います。そこで現れた鬼殺隊剣士(鬼をやっつける隊士のこと):富岡義勇が彼らを助けます。そして、妹の禰豆子を人間に戻すために、炭治郎も鬼殺隊に入隊することを決心。ここから、炭治郎と禰豆子の鬼退治の物語が始まっていきます。

鬼滅の刃のタイトルについて補足ですが、物語では、鬼を滅するための特別な刀(これが作品名の"鬼滅"、""のこと)が使われます。そして、それを使いこなすには、自分に合う特定の呼吸法を身に着けることが必要なのです。

個人的に、ここまでアニメや漫画にハマったのは、まだ日本で学生だった頃以来かな、と思います^^ 賛否両論あれど、やはり私としては、ある程度大きいお子さんや、お子さんのいらっしゃる親御さんにもぜひ観てもらいたいなと思う、家族愛や兄弟愛が美しく描かれた感動作品です。

もっと詳しく知りたい方は、アニメは日本ではアマゾンプライム、アメリカではクランチロールでも出ておりますのと、単行本は全巻出ております。
  
アメリカのアマゾンKindle版
  
日本のKindle版。日本だと安くて羨ましい。。

また、こちらが鬼滅の刃のアニメ、映画の公式サイトですので、ぜひ見てみてくださいね。絵が迫力があってかっこいいです。

今日お話するキャラクターたち

では、今日お話する鬼滅の刃の登場人物をご紹介します。実は今日お話しできるのは半分で、後半はまた別記事でご紹介したいと思っています。今回の記事は、私の個人的な考えではありますが、鬼滅ファンの一人として、作品を深く読み込み、内容の濃いものになっているはずです。ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。

① 竈門炭治郎
② 竈門禰豆子
③ 我妻善逸
④ 嘴平伊之助
⑤ 富岡義勇
⑥ 胡蝶しのぶ
⑦ 栗花落カナヲ
⑧ 神埼アオイ
⑨ 鱗滝左近次
⑩ 珠代
⑪ 愈史郎

まず最初は物語の主人公、竃門炭治郎くん。設定では15歳ですが、物語の最後の方では、人間離れの優れた身体能力で、鬼殺隊士として大活躍する頼もしい青年ですね。心が綺麗で、面倒見の良い炭治郎くんは、家族だけでなくお友達に対しても優しく、みんな大好きの人気のキャラクターです。炭治郎くんは非常に嗅覚が優れている、という特徴を持っていて、アロマセラピストや調香師としても活躍できそう、なんて思いましたね。

そして2人目は炭治郎くんの妹、竈門禰豆子ちゃん。設定では14歳くらいだったんですね。物語の最初で鬼になってしまったことで、言葉は話せないながらも、戦闘シーンではお兄ちゃんを助ける姿も素敵です。そんな禰豆子ちゃんは物語では、みんなのマドンナ的存在です。とても愛らしく、炭治郎の仲間の一人、善逸くんに猛烈な好意を寄せられている女の子です。

3人目は、炭治郎くんの同期の鬼殺隊の仲間の一人、我妻善逸くん。一見、泣き虫で怖がりの善逸くんですが、戦闘になると桁違いの本領を発揮するという、ものすごい能力の持ち主。物語の最初の方は、どちらかと言うとシリアスな内容で、大人の私でも怖いな、って感じる雰囲気が多かったのですが、善逸くんの明るさのおかげで、とても和やかになっていったのが印象的でした。ちなみに、大好きな禰豆子ちゃんに猛アプローチしているのも可愛いです。

4人目は、私の息子も大好きな、イノシシに育てられた青年、嘴平伊之助くん。炭治郎くん、善逸くんと同期で、この3人は兄弟のような仲間の設定です。競争心も強く、ちょっと落ち着きのなかったり、野性的な性格ですが、とても仲間思いの情に厚い性格です。可愛い顔立ちだけど、ドスの利いた声で、そのギャップも魅力の一つだったりします。伊之助くんの登場で、更に作品が明るくなっていったように思いました。


アマゾンプライム(日本)でも無料で観られます。

さて、まだまだ行きますよ。5人目は、最初に炭治郎くんと鬼化した禰豆子ちゃんを助けた鬼殺隊士、冨岡義勇さん。義勇さんは、鬼殺隊の中でも上位12人(と言います)の一人。設定だと21歳ですね。一見、無口で冷たい雰囲気を持つ傍ら、仲間を大事にする優しい性格の持ち主です。鬼殺隊として、敵である鬼を連れて歩くことは御法度であるにも関わらず、炭治郎が禰豆子ちゃんを連れて歩くことを、鬼殺隊の幹部にお願いしてくれた一人で、炭治郎くんにとっては兄さんのような存在ですね。

6人目は、薬学・薬草学に優れた能力を持つ美人鬼殺隊士、胡蝶しのぶさん。しのぶさんも柱の一人です。実在していたら、色々と植物学を教えてほしいなーなんて思う、個人的に大好きなキャラクターの一人です。しのぶさんの住む蝶屋敷では、怪我をした鬼殺隊士の治療、訓練を行っていて、知的で優しいイメージのしのぶさん。亡くなったご家族や、継子で義妹のカナヲを尊敬し、大切にしている姿も印象的でした。

7人目は栗花落カナヲちゃん。しのぶさんの継子の鬼殺隊士で、炭治郎くんの同期。物静かな性格なものの、物語の最初の方は、同期組の鬼殺隊士の中でも群を抜いていた実力者です。しのぶさんや、そのお姉さんのカナエさんを師範として尊敬し、物語後半では、亡き姉たちとの思い出を糧に戦ったり、炭治郎くんを命がけで助ける献身的な姿も印象的です。

8人目は、蝶屋敷の先生の一人、しのぶさんの継子でもある、神埼アオイちゃん。アオイちゃんは、物語中では鬼殺隊員ではなく、蝶屋敷で鬼殺隊員の食事や治療のお世話をする、みんなに慕われる明るい女の子ですね。学級委員長タイプのテキパキした性格で、伊之助くんもアオイちゃんのご飯が大好きなのが印象的でした。

9人目は、鬼殺隊に入隊を決意した炭治郎くんの育ての親、鱗滝左近次さん。設定年齢は60歳くらいだったかと思いますが、鱗滝さんは元柱の実力者。多くの親を亡くした子供たちを保護し、鬼殺隊員の面倒を見てきた、みんなから信頼の厚いおじいちゃんのような存在です。事情があっていつも天狗のお面をしているのですが、その理由が可愛らしいのです。

10人目は、人を食べない無害な鬼の一人で、美人医師でもある珠代さん。怪我をした無害な鬼の治療に応ったり、物語の終結の鍵となる重要人物で、鬼殺隊員の強い味方で、周りから信頼されるキャラクターです。

最後11人目は、珠代さんを愛してやまない愈史郎さん。愈史郎さんも無害な鬼の一人で、炭治郎くんにはちょっとした敵対心(?)があるような描写も多いですね。嫌々ながらも、大好きな珠代さんの指示で、鬼殺隊員を賢明に治療に当たる姿も素敵です。

鬼滅のキャラクターをアロマで評価すると?

ということで、先程あげたキャラクターを一人ずつ紹介していきます。

素直な炭治郎とペパーミントの爽快さ ~Mentha x piperita~

炭治郎くんにぴったりだと思ったのは、アロマを使ったことがある方なら誰でも知っている、そして多くの方に慕われるペパーミント。ペパーミントのスッとした爽快感は、いつも明るい気分にさせてくれます。ペパーミントにはモノテルペンやアルコール類の成分が多いので、トップノートと言われているんですね。キャップを開けてスパっ!と嗅覚を刺激するメンソールは、鼻詰まりを解消したりと、効き目の早さも、正に炭治郎くんの技の速さのようです。

炭治郎くんの呼吸法は、水と日の2種類あるのですが、体質柄、水の呼吸がそこまで使えないことや、日の呼吸は難易度が高く、使い過ぎると体が持たない、ということが判明するんですね。以前私が、ペパーミント栽培で日の当てすぎ、水のやりすぎで枯らしてしまった事があり、ミントは日に当てすぎでもダメで、水やりもほどほどにしないといけないんだ、と学んだ過去を思い出しました^^

さて、ペパーミントには多くの花言葉がありますが、その中でも最も炭治郎くんに合っているな、と思ったのが “温かい心”。これはいつも優しい炭治郎くんそのものです。また、ドイツの花言葉では、私を許してという意味もあるのだとか。家族が惨殺されたのを知ったとき、そのショックや自分が家族を助けられず責めていた場面も印象的でした。

美の象徴、禰豆子とジャズミン ~Jasminum grandiflorum~

作品の中で花のような存在の禰豆子ちゃん。アロマ界でも多くの花の種類がありますが、禰豆子ちゃんに贈りたいのはやっぱりジャスミン。ジャズミンは精油ではなく、アブソリュートなのですが、花の中でもローズと並ぶ最高峰の香りですね。

ジャズミンの効果としては、以前コチラの英語でアロマ♪の記事でご紹介していますが、精神的に不安を和らげたり、自信を持つことを手助けするなどの効果があるんですね。作品では、禰豆子ちゃんの存在が、周りのみんなを安心させたり、戦いに協力する姿が周りを勇気づけたり、といった場面が印象的でした。

アロマ界でのジャズミンは、アブソリュートを作る上で、最も花が香りを放つ真夜中〜早朝にかけて収穫します。物語の大半の禰豆子ちゃんは鬼であることから、夜にしか行動できないこととも繋がる部分があるなと思いました。

ジャズミンの花言葉の中で、禰豆子ちゃんにぴったりなのは“愛らしさ”。いつも可愛く、マドンナ的な存在で、正に禰豆子ちゃんだな、と思って選びました。

気分を明るくさせるレモンと場を明るくさせる善逸 ~Citrus limon~

黄色い髪の毛が印象的な善逸くんは、場を明るくさせる性格なのも、レモンのアロマの効果を真っ先に思い浮かべましたね^^ レモンは朝に使うことが多い精油ですね。

落ち込んだ気分を高めたり、時にはやる気や集中力を上げたいときにも使えるんですが、善逸くんの明るい性格、そして稀に起こす並外れな集中力も、レモンの効能そのものです。

レモンの花言葉の中で、“誠実な愛”、“情熱”があるのですが、善逸くんの禰豆子ちゃんに対する思いは正にこの花言葉通り、と思いましたね^^

野性的で逞しい伊之助とベルガモットの花言葉 ~Monarda fistulosa~

実は鬼滅キャラで一番、アロマや芳香植物との接点を探すのが難しかったのが伊之助くんだったんですよ。ですが、このアロマに出会ったときにこれだ!!と思いました。それがベルガモットのアロマ。このベルガモットは、一般によく使われる柑橘系のベルガモットではなく、別名モナルダという、花のタイプで、全く違う植物です。いつもアロマを購入するお店、Stillpoint Aromaticsで見つけたときにはとても興奮しましたね^^

このベルガモットのアロマは、成分表ではゲラニオールが主成分と書いてあったので、華やかなアロマなのかな?と思ったのですが、実際嗅いでみると、いやいやこれはオレガノ。成分表をよーく見ると、カルバクロールも0.1%ほど含まれるそうなんですが、ぱっと感じたのは、すごく強く、逞しい香りです。ここが伊之助くんの強さですね。

ですが、ちょっと時間を置いて、ゆっくり香りを観察すると、全体的にカルバクロールではありますが、もっと深みのあるハーブやフローラルな感じも出てきます。これは物語後半の、人間として成長した伊之助くんを表しています。ちなみに、ベルガモットの効能としては、やはりカルバクロールの抗菌性、あとは抗ウイルス性なども持っています。

このベルガモットですが、決め手となったのはこの花言葉。“野性的”、“燃える思い”、“感受性豊か”。これは正に伊之助ですよね。物語前半は、落ち着きのない、野生的な描写も多い中、鬼殺隊として誰よりも強く有りたい情熱や、感情豊かな性格は、ベルガモットの花言葉通りだなって思いました。このベルガモットのきれいな花とは対称的な力強い香りは、伊之助くんの美形の顔立ちと、力強い声のギャップと通ずるところがあるな、と思いましたね。

水色と義勇とスペアミント ~Mentha spicata~

義勇さんのキャラクターを考えたときに、一見クールだけど、仲間、特に亡き友人や炭治郎に対する優しさが印象的だったんですね。アロマでクールといえばミント系ですね。そしてクールだけど優しい香り、というとスペアミントを思い浮かべました。

スペアミントはペパーミントよりも甘く優しい香りがして、色のイメージでは水色です。義勇さんは水の呼吸の使い手ですね。

スペアミントの花言葉でこれだと思ったのは、“思いやり”そして“情の温かさ”。炭治郎くんと禰豆子ちゃんを守るシーンや、亡き友人に対する仲間思いの描写が印象的でした。

スペアミントとペパーミントは、同じシソ科のミント属で近い存在であることは、義勇さん(スペアミント)が炭治郎くん(ペパーミント)の兄のような存在というところと繋がるかなって思いました。

知的、尊敬の意のクラリセージと胡蝶しのぶ ~Salvia sclarea~

物語では、しのぶさんといえば藤の花なんですけど、アロマ界では藤の花はなかったんですね。ですが、しのぶさんのキャラクターを考えた時、個人的に印象的だったのは、ちょっぴり毒舌なところ、紫色の瞳、知的な姿、そして家族に対する想い、でした。ちょっと癖のあるアロマといえば、クラリセージがぴったりだと思いました。クラリセージは個人的にも思い出深くて、大好きなアロマの種類です。

クラリセージは、サビネンというスパイシーな香りの成分が含まれているので、パッと嗅いだときにはスパイシーで緑臭い香り、と感じることが多いのですが、よくよく香りを観察すると、オシャレな深みのある、美しいフローラルな香りが隠れているんです。第一印象がちょっぴり毒舌なイメージもあったしのぶさんですが、その本心は優しく、家族、仲間思いの美しい内面を持っているところに通づる部分があります。

クラリセージはバイオレット調の紫色の綺麗な花をつけ、それはしのぶさんの髪の毛や目の色と同じ色。クラリセージはシソ科のサルビア属の植物なのですが、そのサルビアの花言葉が正にしのぶさんだな、って思いました。それが、“尊敬”、“知恵”、“家族愛” なんですね。怪我人の治療をしている知的な姿や、亡き姉や継ぐ子、そして仲間たちを尊敬し、亡くなった家族をずっと大切に想うしのぶさんそのものだと思いました。

亡き姉の思い出と栗花落カナヲとローズマリー ~Rosmarinus officinalis~

カナヲちゃんの描写で一番印象的だったのは、外側は物静かだけど、内に秘めた想いや強さでした。容姿端麗な姿から、なにかの花系のアロマが良いかな、とも思ったのですが、効能が高く、綺麗な花を付けるもの、で思い浮かんだのがローズマリーでした。

ローズマリーは小さな紫の花を付け、カナヲの目の色と近いのですが、その可愛らしい花の一方で、ローズマリーの精油は、呼吸器系や、記憶力の改善など、多くの薬理効果があり、カナヲちゃんの可愛い物静かな見た目からは、想像できない強さがあることと繋がるな、と思いました。一番驚いたのは、ローズマリーの花言葉が正にカナヲちゃんだったんですね。それが“静かな力強さ”。すごい発見でした^^

また他にも、“追憶”だったり、“私はあなたを蘇らせる”なんて花言葉もあるそうなんですね。カナヲちゃんの亡き姉である、しのぶさんとカナエさんをいつも大切に想いながら、託された使命を果たす姿や、炭治郎くんを賢明に復活させた姿は、ローズマリー花言葉そのものだと思いました。

純粋で優しいアオイとオレンジのアロマ ~Citrus x sinensis~

アオイちゃんは名前からも、髪の毛や目の色からも、青い色の精油で探していたのですが、アオイちゃんのカップリングのパートナー(伊之助)のアロマとのブレンドを考えて、これに合うもので探していたときにぴったりだったのが、オレンジなんですね。

オレンジの精油は、落ち込んでいる気分を明るくさせてあげたり、善逸くんで紹介したレモンと同じような働きがあります。そういえば善逸くんもアオイちゃんも、二人とも大きな声だし、性格的に周りを明るくさせるのは一緒かな、と思いました^^

オレンジの花言葉でアオイちゃんを表していたのが、“純粋”や“優しさ”です。鬼殺隊が怖くて続けられなかったというのは、一般の世界での10代の女の子には普通のことですし、ハキハキした性格ではあるものの、周りのみんなを治療したり、食事を用意している姿は彼女の優しさがあってのことかなと思ます。

信頼の厚い師匠鱗滝とジュニパーベリー ~Juniperus communis~

鱗滝さんについての詳細は、物語の最初がほとんどかと思うのですが、そこから汲み取れるのは、教え子への指導は厳しくても優しいお爺ちゃん。ジュニパーベリーの精油は、ちょっぴりスパイシーな香りをしながらも、全体的に優しいフルーティーな香りがしますね。そしてジュニパーベリーは、綺麗な水色の実がなり、効能としても体液の流れを良くする働きがあるのですが、鱗滝さんが使う水呼吸とも通じる部分があるなと。

ジュニパーの花言葉には、“信頼”、“保護”といった意味があります。鱗滝さんは親を亡くした子どもたちを保護したり、鬼殺隊に育てたり、といった過去をお持ちです。そして周りからの信頼も厚い方ですね。また、ジュニパーは長寿の木でもあり、400〜700年ほど生きるそうなんですね。鱗滝さんには長生きしてほしい、そういった思いを込めて贈りたいアロマです。

上品で美しい珠代とゼラニウム ~Pelargonium graveolens~

珠代さんは物語では、キーパーソンとも言える重要人物なのですが、珠代さんは医者でもあることから、他の無害な鬼を治療したり、無残を倒すために薬を調合するなど、彼女がいなければなし得なかったことが数多くありますね。

とても上品で美しい珠代さんに贈りたいのは、ゼラニウムのアロマ。ゼラニウムの精油は、バラのようなフローラルな香りと、アンチエイジングの若返り効果もあり、何歳になっても綺麗な珠代さんを思い出しました。

ゼラニウムの花言葉で珠代さんにぴったりなのは、“信頼”“尊敬”、そして“決心”。鬼でありながらも人間に協力し、鬼殺隊からも信頼され、医師としての才能は、あの鬼嫌いの強いしのぶさんでさえも尊敬する実力者。過去の無惨との出来事や、縁壱さんとの出会いから、無惨を倒す決心をした珠代さんの強い姿も印象的でした。

愈史郎の想いとカルダモンの花言葉 ~Elettaria cardamomum~


さて、前編最後のキャラクターは愈史郎さん。彼も鬼ということなので、設定年齢は相当上かと思いますが、描写は10代半ばくらいの男の子。炭治郎くんにはちょっと厳しく、意地悪な態度が多いですが、そんな表面とは間逆な優しさや、珠代さんへの愛は100年以上経っても冷めることがないという、情熱的な面もある、鬼滅ではかなりユニークなキャラクターかと。

愈史郎さんに贈りたいのはカルダモンのアロマ。カルダモンはスパイス系のアロマで、ちょっとユニークな香りがしますね。初めて嗅いだときは何だこれ?って思うことも多いアロマですが、その薬理効果の高さや、徐々に香りに馴染んでくると、カルダモンの甘さや美しさが分かるようになります。

実は、カルダモンの花言葉は“隠れた美点”“燃える思い”という意味があるそうなんですよ。正に愈史郎そのものですよね。


(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

まとめ

本当はもっと詳細に書きたいことがたくさんあったんですが、ストーリーの詳細は載せられないですし、できる限りネタばれを避けるために端折った部分も相当多いです。鬼滅の刃を最後まで読んだ方なら、言わんとしていることは通じたかな、と思いますが、見ていない方にも、多くの方に鬼滅の魅力をシェアできていれば嬉しいです^^ 今回の記事はまだ前編で、他の柱たちなども既に決まっているんです。記事に書き次第投稿する予定ですので、ぜひ楽しみにしていていただけたらと思います。あの嫌われ鬼の一人も解説する予定ですよ!ぜひ、鬼滅の刃のアニメ、漫画読んでみてくださいね。

今回の記事を作成にするに当たり、アニプレックス社さんに著作権に関する問い合わせをしたところ、個人での利用は著作権法を含む諸法令の範囲内でのご利用をお願いしております。とのご回答をいただきました。したがって、著作権なるほど質問箱を参考に、著作権法に則って記事作成致しております。何かご不明な点などございましたら、こちらまでご連絡いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

使用素材

鬼滅の刃公式ツイッター
Wikipedia:パブリックドメイン鬼滅の刃ロゴ

参考文献

今回、日本語の花言葉を調べていたときに参考にさせていただいたウェブサイトはこちら:
https://greensnap.jp/
https://hananokotoba.com/
https://note.com/areuspicy/n/nfbd83f2c3ce6
大変参考になりました。ありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げますm(_ _)m

  • B!