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【アロマで英語♪】ジャスミン・アブソリュートの英語を学ぼう!

October 30, 2020

今日はジャスミンアブソリュートに関する様々な記事を使いながら英語を学ぶ回だよ

さて、今回のアロマで英語♪はジャスミン・アブソリュートです。今朝LabAromaからニュースレターが送られてきたのですが、ジャスミンのテーマだったんですよね。普段あまり使わないのですが、思わず手にとって、今日の瞑想用のアロマに決めました。ジャスミンはこの乾燥する季節にぴったりですよね。ぜひジャスミンのアロマを楽しみながら読んでくださいね。

英語圏でのデータシートは、各先生や文献によって多少違いはありますが、どの表記もほぼ同じ名称が使われます。ここでデータシートの英単語に慣れて、ぜひ皆さんが少しでも英語圏の文献を読むときに楽になる手助けができれば嬉しいです。


ジャスミンってどんな植物?ジャスミンの植物学

ジャスミンはスキンケアには最も使われるアロマの一つで、とても上品な香りですよね。花びらがとても繊細なので、他の精油のように水蒸気蒸留法で抽出するのは非常に難しい植物です。

アロマ界ではJasminum grandiflorum, Jasminum officinaleが最も多い種類です。あとはJasmine sambac(アラビアジャスミン)タイプのジャスミンもよく聞きますよね。ジャスミンティーなんかは私たちの身近であるものですが、精油にするととても高価なものです。

ジャスミンの植物に関する英文記事を見てみよう

ではさっそく英文を見ていきますが、これはウィキペディアからですが、

Jasmine (taxonomic name Jasminum /ˈjæsmɪnəm/ YASS-min-əm[5]) is a genus of shrubs and vines in the olive family (Oleaceae). It contains around 200 species native to tropical and warm temperate regions of Eurasia and Oceania. Jasmines are widely cultivated for the characteristic fragrance of their flowers.
Wikipedia Jasmine

まず最初の一文目は、ジャスミンの植物学上の分類を示しています。訳は、ジャスミンは低木で蔓木のオリーブ科(モクセイ科)の部類です。といった感じですね。

これは英単語が聞き慣れないかもしれませんが、genus(ジーナス)が種類とか属、という意味があります。この場合は種類と訳して良いのですが、属名を表す場合は、アロマ界ではデータシートによく出てきます。

shrubs and vinesは低木で蔓状の木の、という意味をもちます。これは植物学やハーバリストの世界ではよく使う単語なのですが、私達はあまり覚えなくても良いかも知れませんね。

そして、植物の科名の一つ、Oleaceaeは、あとでやりますが、日本語ではモクセイ科と言いますが、オリーブの科名でもあるので、分かりやすく説明するための表記だと思います。

続いて、それ(ジャスミン)はユーラシア大陸やオセアニア地域などの熱帯に生息する200種ほどあります。となります。文頭のItは、この場合一文目の主語のJasminになりますね。200種ほどあります、It contains around 200 speciesという部分の詳細がその後ろに来ている感じです。

nativeは生まれつきの、とか原産の、という意味がありますね。ここでは生息するといった訳をしているのですが、その背景には、その地がジャスミンのもともとの生息地ですよ、という意味が込められます。

最後の文章は、ジャスミンはその花の独特の香りのために広く栽培されています。となりますが、これは正にアロマ界や香水業界のことですね。

ここで重要な単語は、widely cultivated。これは広く栽培されている、の意味で、アロマ界でもこのCultivateという動詞はよく使われています。

あとは、characteristic という単語は、形容詞で、独特のという意味を持ちます。アロマ界でも独特なものはたくさんあるので、ぜひこの単語も覚えてくださいね。


ジャスミンのプロフィールを見てみよう

ではジャスミンのプロフィールを、植物から精油の特徴まで見ていきましょう。

 

植物のプロフィール

★Botanical Namme: Jasmine grandiflorum
★Botanical Family: Oleaceae
★Country of Origin: France, India, Egypt

ジャスミンの学名はさきほど説明しましたが、学名は英語でBotanical nameだったり、Latin nameなんて言ったりします。

ジャスミンの科名、英語では科をFamilyといいますが、モクセイ科の植物です。

Country of Originとは原産国のこと。Originは起源とか発祥といった意味ですね。昔日本にいたときにオリジン弁当とかありましたが、この意味だったんでしょうか。。ジャスミンは主にフランスやインドは有名ですよね。エジプト産のジャスミンもあります。

ジャスミンの精油のプロフィールは?

では、ジャスミンの精油のプロフィールを見てみましょう。

★Part of Plant Used: Flower
★Extraction Method: Solvent extraction, Enfleurage (Absolute)
★Color of Oil: Dark orange, Brown

まず1つ目のPart of Plant Usedですが、これはどの植物の部位を使用しているか、という意味ですね。ジャスミンの精油は花から抽出されますが、これは厳密には精油ではなく、アブソリュートです。

このアブソリュートの場合は、この2つめのExtraction Methodという、抽出方法の部分に書いてあります。そこには、大抵アブソリュートとそのまま書いてある場合が多いのですが、ここでSolvent extractionと書いてあるのは、溶剤抽出という意味なのですね。

アブソリュートは多くがヘキサンなどの石油系の溶剤を使って抽出します。ですが、中には原始的な抽出方法もあり、Enfleurage(アンフルラージュ)というのは、大昔に動物の油脂などを溶剤として抽出していた方法で、それは今でも場所によって行われているんです。

NYの老舗のアロマショップが同じEnfleurageという名前で、オーナーのJoeさんはとても精油にこだわりを持っていて、今でもローズなんかはエンフルラージュで抽出しているそうなんです。私もどうしても香りを試したくて店舗に出向く場合、品質の良い精油を買うときはいつもここを利用しています。

さて余談はさておき、次はColor of Oil、オイルの色ですね。この詳細は重要ですよね。本物の精油かどうかを見分けるポイントにもなります。これは濃いオレンジや茶色となっていますが、私たちの感覚だとベッコウ飴のような色ですね。

香りのプロフィールを見てみよう

香りのプロフィールはアロマセラピーを行う上でとても参考になりますよね。

★Aromatic Description: Rich, floral, sweet, exotic, heady (Musky)
★Perfumery Note: Middle to Base
★Strength of Initial Aroma: Strong
★Blend with: Rose, lavender, clary sage, ylang ylang, Orange, Lemon, bergamot, frankincense, sandalwood

思いつく限り書き出してみましたが、これ以外の表記になっていることもありますので、ぜひ比べてみてくださいね。まずこのAromatic Descriptionは必ずある大切な項目です。これは別名Odor Descriptionということもありますが、香りの表現という意味です。これは私が精油のデータシートでいつも楽しみにしているところです。先生によって表記が違うんですよね。

Rich … 深みのある、高級感のある
Floral … 花のような、フローラル
Sweet … 甘い
Exotic … エキゾチック、異国風の
Heady(Musky) … 興奮させるような、フェロモンのような

多くが日本語でも使う単語なので理解しやすいですが、この最後のHeadyとかMusk(ムスク)は聞き慣れないかもしれませんが、アロマ界でよく使います。

この2つのもともとは違う意味なのですが、Muskは日本語だと麝香といい、これはジャコウジカの臓器から取れる芳香成分で、異性を魅了するためのホルモンとも言われています。


実写版ジャスミンとアラジン まさにこんな感じ?

アロマ界では、この麝香の異性を魅了するフェロモン、とか興奮させるような、といった意味でMuskとかHeadyと使うのです。実際の麝香はジャスミンのような華やかな香りとは程遠いもののようですね^^

Perfumery Noteは香りのノートで、日本語にもなっていますね。香水業界で使うトップノートやベースノートといったものです。ジャスミンはその%にもよりますが、ミドル強からベースです。1%でも十分香りのするアロマです。

そしてStrength of Initial Aromaというのはパッと香りを試したときの印象の強さを意味しています。これは間違いなく強い(Strong)ですよね。原液のジャスミンアブソリュートは2mlの小瓶から1,2滴垂らしても強い香りがします。ブレンドするときは、最初にジャスミンを入れてそれを基準にしてから他の精油を入れると良いです。

そして最後のBlend with:というところですが、これは何もここに書いてある精油で必ずブレンドしろ、という意味ではないです。ジャスミンとブレンドするとよく合うよ!の精油の候補を示していますので、ぜひここもブレンドレシピの参考にしてみてくださいね。

私はわりとジャスミンは単独で使うことが多いのですが、ときどきスキンケアクリームに、贅沢にローズなんかとブレンドすることもあります。

ジャスミンの使用上の安全性ノート

Caution: Possible skin sensitivity. Keep out of reach of children.
doTERRA PIP of Jasmine absolute

さて、ここはデータシートでも最も重要な部分の一つです。Safety Informationとか、Cautionなんて書かれている部分です。

これは安全性の注意書が書かれていますので、必ず目を通しましょう。先生によって多少ばらつきがあるのですが、どのデータシートにも書いてあるものはそれだけ重要です。

ジャスミンの場合、安いジャスミンには溶剤がたくさん残っていたり、偽和されているものも多いので、アレルギーを起こす方も多い種類です。この、Possible skin sensitivityというのは、データシートでもよく出てくる表現で、敏感肌を引きをこす可能性がある、という意味です。

もちろん高品質なものを使っても出る方は出ますので、特にフェイスクリームや化粧水に使う際は気をつけましょう。場合によってはパッチテストも行ってくださいね。

後半部分は子供が手の届かないように、との注意書きですが、ここではKeep out ofが重要ですね。〜から離れる、締め出す、といった意味がありますので、子供が手の届くことから離れましょう、といった直訳になるわけですね。


ジャスミンアブソリュートを英語で説明してみよう!

では精油の説明に関する英語の記事をいくつかピックアップして見ていきましょう。

ジャスミンの精神・スピリチュアル的効果

以下がLabAromaのメルマガでの記述の一部抜粋したものです。

Emotionally it is very nourishing as well as balancing and can help reduce anxiety. Jasmine encourages feelings of optimism and confidence.

from LabAroma News Letter of Oct. 29 2020

最初の行は、精神的な面では、とても滋養的でバランスを取り、不安を和らげてくれます。といった感じで、続いて、ジャスミンは気持ちを楽にしたり自信を持つことを手助けします。

最初の方で使われているnourishingはよくスキンケアの効果の説明でデータシートにはよく出てくる単語ですね。nourishで栄養を与える、とか養う、抱く、といった意味があるのですが、精神的なものの場合は、ちょっと意訳して、精神に栄養を与えるとか元気にする、といった感覚で大丈夫かと。

as well asは英語でよく使われて、〜も一緒に、とか、そして、といった接続詞として、日常会話でもよく使ったりします。

balancingも精神的な効果の説明ではよく出てきます。気持ちを整えるとか、感情のバランスを良くするといった意味ですね。

そしてanxiety(エンザエティ)これはアメリカに来た当初なんのことか分からず、自分の発音と周りの発音が一致していなかった単語です。不安、という名詞です。形容詞になるとanxious(アンキシャス)となります。これは日常会話でもよく使いますし、データシートにも鎮静効果のある説明ではほとんど出てきます。

そして、optimismはオプティミズム。皆さんもご存知の、楽観的とかそういった意味ですよね。

ここでは訳すときにちょっとマイルドな感じで訳してあげても良いかもしれません。楽観的と聞くと少しネガティブなイメージもありますので、気持ちを楽にするとか考えずぎないとか、そんな感じでも良いかも。

最後はconfidence。これもよく使われますが、自信という意味ですね。日常では、例えば何か難しいことにチャレンジする前に、I don't have confidence(できるか自信ないよ~)なんて使うこともありますね。

ジャスミンの肉体的な効果

ジャスミンには様々な効果がありますが、私の中で最も嬉しいと思った効果で、若さに関連あるものがこちら:

Jasmine is known to reduce the appearance of skin imperfections and promote healthylooking, radiant skin. Jasmine may also be beneficial in nourishing and protecting the scalp.
doTERRA PIP of Jasmine absolute

まず一文目は、ジャスミンは肌の衰えを減らし、健康的な見た目や輝く肌を促進させる効果があると知られています。でしょうかね。

ここでよく使われる単語は、is known toで、〜すると知られている、といった意味になります。

あとは、 radiant(レディエント)は日常でも使います。輝いている、晴れやかな、といった、人の表情や性格などに対するポジティブな意味でよく使われます。

2つ目の文章は、ジャスミンは、頭皮に栄養を与え、保護する働きが期待できる可能性も秘めています。といった感じでしょうか。

この、may also be beneficialはよく文献の結論部分でも見かけるのですが、〜の効果もあるかも知れないよ、といったちょっと曖昧な、遠回しの表現ですね。これアロマ界には多いですよね^^;

単語としては、nourishing and protecting、これは2つの動詞の進行系の形で最後にingがついているのですが、こうすることで名詞になります。栄養を与えること、保護すること、といった名詞の形になっています。

ちなみに、このnourishはよく精油の肌への効果を説明するときに出てきます。


まとめ

さて、今回のジャスミンはいかがだったでしょうか?楽しんでいただけたら幸いです。次回も様々なアロマの記事を使いながら、英語に慣れ親しんでいきましょう。

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