アロマセラピー 基礎 知識

アロマセラピストが選ぶ♪ 夏場に使いたいおすすめの精油トップ3を解説!

August 7, 2021

夏も真っ只中ということで、この時期におすすめの精油と、使い方やその効果を紹介するよ!

日本ではオリンピックが行われ、各国様々な選手が活躍していますね!今年はコロナウイルスの影響もあり、前例にない無観客での開催になったり、色々と心配が多い年になりましたが、無事に終盤を迎えていますね。スポンサーの日本企業様、そして日本在住の方々のご協力あってのことなので、無事に開催できたことが本当に素晴らしいです。

さて、夏場になれば、夏休みでご家族で出かけたり、アウトドアイベントに参加したり、冬には運動しない方も、ちょっとは外に出て体を動かそうかな、と考える方も多いはず。そこで今日は、アロマセラピストが選ぶおすすめアロマということで、夏場に役立つ、効果的な精油を3つご紹介します!



夏場のどんなときにアロマが役に立つの?

今年の夏は、日本ではまだまだ外出規制があったり、アメリカでも感染者が増加傾向にあり、ワクチンを打っていても、マスク着用が義務付けられたりしていますが、それでも夏休みの間でないと、家族一緒に出かけられないとか、親戚や友人と会う時間が過ごせない。そんな方も多いですよね。

ここでは、アロマが活躍できる夏のイベントや日常生活には、どんなものがあるのかをまず最初に見ていきましょう♪

夏場にアロマが役立つ3つの場面

夏といえば思い当たる、アロマが活躍する場面をまとめてみると、主にこの3つが挙げられるかなと思います。

害虫避けしたいとき
エクササイズの効果を高めたい時
体中を温めたいとき

他にもたくさんあるんですが、主にアロマをお使いになるのが女性であることや、年齢層としては、30〜50代の方が多いことを考えまして、特に役に立ちそうな使い方をご紹介しますね。

まず1つ目は、虫よけです。これはアロマの得意分野とも言って良いくらい、精油は害虫たちに対して絶大な効果を発揮しますね。

夏になれば出てくるのが蚊ですよね。。なんだか最近では蚊の活動が11月頃まで続くようなイメージがあるんですけど、特に夏の終わり頃、湿度の高い日陰や夕方に多く出没するイメージがあります。個人的に、エクササイズをしていて木陰で休んでいる時や、夕方のエクササイズでは決まって蚊が近づいてきます^^;

あとは、都会ならよくあるゴキブリなどの害虫です。私の住むアパートでは、夏場に大きなゴキブリが外から侵入することがよくあるんです。何もしない虫とは分かっているものの、どんな雑菌を持っているか分からない虫は極力侵入を防ぎたいものですね。

特に、お家のことを任されるのは女性が多い中、できる限りお家の中でのストレスは避けたいですよね。

そして2つ目は、エクササイズの効果を高めたいときにも、アロマはとても有効です。


いいですね。。こんな開放感のある家なら毎日運動できるかも。(←ダメ人間発想。)

エクササイズの目的は、人それぞれありますが、主にウェイトコントロール、筋力・持久力アップ、抗酸化力の向上、などがありますが、特に夏場は天気もいいので、運動し始める方も増えるはずです。

私はメンタリストのDaiGoさんのYoutubeをよく見ているのですが、運動をすることのメリットは、健康維持だけでなく、見た目の改善、そしてメンタルの改善にも繋がるとのことで、もうしない理由がないくらい重要なものなんですね。

そんな運動ですが、やっぱり毎日するのは面倒くさいなぁ、と思ってしまうのが人の常。今日は家のことで忙しいとか、今汗を掻くのは嫌だな、と何かと言い訳つけてやらないことってありますよね^^;

そんなときは、やる気を出すアロマを使ったり、あとはエクササイズの効果を倍増するようなアロマを使うのがおすすめです。

最後は、特に女性には重要だと思っている、体の中を温めたい時。えー?夏の暑いときに更に温めるの??と思った方も多いはずです。ですがキーポイントは、体の中なんですね。

夏は確かに気温が高く、肌感覚では暑いなーと思うことが多いんですけど、だからこそ冷たい飲み物や食べ物を食べる機会は多くなります。これが実は健康や美容にも良くないんですね。

体の中に冷たいものが体に入ると、胃腸を始め、下腹部全体が冷えてしまいます。ですが、体の外側は暑いままなので、感覚的には暑いのに体内だけ冷える、という状態になってしまうんです。

こうなると、消化不良や下痢しやすくなり栄養吸収が悪くなってしまい、いくら健康的な食事をしていたり、品質の良いサプリメントを摂取していても、ほとんど吸収されていない。。なんて状況になってしまいかねません。

あとは女性ならではの症状、例えば生理不順や冷え性だったり、長い目で見れば、子宮筋腫などの症状も悪化させることにも繋がります。

美容の観点から見ても、冷えることで血流が悪くなり、顔色が悪くなったり、お肌が乾燥したり、抜け毛が悪化したりと、内臓が冷えることで良いことが一つもないんですよね。。

ですが、そんなときにもアロマが活躍するんですよ♪



夏場におすすめのアロマトップ3!

では、夏場にもってこいのおすすめのアロマをご紹介します!

① ペパーミント ~Mentha x piperita~
② シナモン ~Cinnamomum zeylanicum~
③ グレープフルーツ ~Citrus X paradisi~

早速一つづつ見ていきましょう。

ペパーミント ~Mentha x piperita~

一番目は、なんといっても外せないペパーミント♪ 私のブログや発信をずっと見ている方は、この人また言ってるよ。。と思われるかもしれませんね^^; ですが、本当に効果的なので紹介させてください。

ペパーミントの特徴としては、

① 害虫除け
② ひんやりした冷涼感と一時的な発汗抑制
③ 消化不良予防・改善
④ 車酔い・吐き気防止

といった効果が挙げられます。

まず一番のおすすめは、日常で大活躍する虫よけ効果。これは蚊にも有効ですし、お家の中の害虫を避ける効果もあります。あとで紹介しますが、外出用の虫除けスプレーに使うなら、一緒に相乗効果が期待できる、パルマローザ、キャットニップ、またはレモンユーカリなどをブレンドして下さいね。

ゴキブリ避けには次にご紹介するシナモンとブレンドするのもとても効果的。害虫避け兼お掃除スプレーとして、シナモンとペパーミントのアルコールスプレー作れば、害虫避けの効果も得られながら、アレルギー持ちの方の鼻詰まり改善にもなりますね^^

また、ペパーミントでアウトドア用の蚊よけスプレーを作ると、ペパーミントのひんやり感も得られるので、夏にはとても嬉しい効果ですね。

ペパーミントは実際に体を冷やしているのではなく、肌がそう勘違いをする、という性質があるんですね。詳しくはアースギフトアロマの “精油のちょっと気になるハナシ” で解説していますので、良かったらどうぞ♪

精油のちょっと気になるハナシ ¥250

ですので、アウトドアで体を動かすときに、ちょっとしたひんやり感や、発汗を抑制する効果も得られますので、代謝の良いお子さんたちも喜んで使ってくれるはずです。

そして、冷たい食べ物でお腹が冷えやすい夏場には重宝する、お腹の調子を整える効果もあります。夏祭りなどのイベントで食べ過ぎたり、冷たいものの食べすぎで消化不良になったり、そんなときにペパーミントの精油を飲むことも良いですね。

あとは乗り物酔いなどの吐き気にも良いので、車やバスで長時間移動するときには、ペパーミントのインヘーラーを持参するとか、乗り物に乗る前に飲む、という使い方もおすすめです。

夏のアウトドアにぴったり♪ペパーミントの虫除けスプレー

ではここで、私が毎年使っている夏のアウトドアにぴったりの、超効果的虫除け&ひんやりクーリングスプレーのレシピをご紹介します。

○ ペパーミント… 12適
○ キャットニップ… 3適 (なければレモンユーカリで)
○ 90%アルコール
○ コスメティック用アロエベラジュース
○ 50mlのスプレーボトル

スプレーボトルにアルコールを半分弱入れます。そこに精油を入れて、よく振り混ぜます。その後、アロエベラジュース(なければアロエジェルでもOK)を入れたら完成です♪ これでも完璧に混ざり合うわけではないので、必ず使用前にはよく振ってから使用して下さいね。

アロエベラジュースの効果としては、アルコールによる肌の乾燥を防ぐこと。そして、万が一精油の刺激性反応が出た場合、ヒーリング効果があるからなんですね。ただしもしも反応が出てしまったら、使用しないようにして下さい。また、アロエジェルを使う場合は、少し水を入れてジェルを緩めるのが良いですね。

ちなみに、これはアロエジュースではないのでご注意下さいね。これは化粧品用のアロエから抽出されたエキスなので、香料や糖分が入っているジュース感覚で飲むアロエドリンクではないです。

米国在住なら、おすすめはLily of the Dessert社のアロエジュース

 

こちらのブランドは有害な添加物が一切不使用の、天然成分のみで構成されるアロエジュースです。口に入れても安全なので、ときどき外出時の飲み物にも入れたりします♪ 抗酸化・抗炎症作用があるので、アレルギー持ちの方にもおすすめですよ!あとはWhole FoodsブランドでもOKです。日本在住の方ならこちらがコスメティック用ですね。

キャットニップの精油には最強の蚊よけ効果があります。キャットニップの精油にはケモタイプが2種類あって、ゲラニオールやシトロネロールが多いレモニーな香りのタイプと、緑臭いネペタラクトンタイプがあるんです。

このレモニーなタイプは香りも親しみやすく、価格も安いので、こちらでも良いのですが、虫除け効果をより高く発揮するのは断然ネペタラクトンタイプです。

アロマ界の化学者、ロバート・パパス氏は、このネペタラクトンタイプだと、1%でも十分な蚊よけ効果が得られると仰っていますね。

アメリカ在住の方は、高品質なキャットニップはマウンテンローズハーブ社が一番おすすめです。ここでは、レモンタイプとネペタラクトンタイプの両方取り揃えています。

こちらがネペタラクトンタイプ。

レモンタイプもあり、そちらはLemon Catnipという名前で出ています。

もし、日本や諸外国在住の方で、なかなかキャットニップの精油が手に入らないよという場合は、レモンユーカリやパルマローザなどで代用していただいて大丈夫です。おすすめのブランドとしては、ニールズヤードレメディーズフロリハナプラナロム、などが安心できるブランドですね。

また、今回のスプレーボトルにプラスチックを選んでいるのは、単に持ち運びが楽だから。本来なら、精油を使うスプレーボトルにはガラス製が一番良いです。ですがこの場合、数日で使い切るものなので、外出時の荷物はできるだけ軽い方が良いことを考慮して、プラスチック製にしました。

プラスチックの中でも、精油に耐性のあるタイプもありますし、長期間でなければ、PET(プラスチックナンバーの1のタイプ)のBPAフリーの強化プラスチックなら、数日〜数週間の保存なら全く問題ないです。何度か洗って再利用できますが、個人的にはワンシーズン経ったら捨てて新しくできるので、プラスチック容器も気に入っています。

マーケットに出ているものは数多くありますが、異様に高価なものがありますので注意してくださいね。こちらサンプルとして、私も使ったことのあるアマゾンのお手頃のスプレーボトルをご紹介しておきます。


アマゾン米国アマゾン日本

シナモン ~Cinnamomum zeylanicum~

2つ目は、精油の中でもユニークな香りを持つシナモン。好き嫌いも差のあるアロマかと思いますが、ここでおすすめの理由は、

① 体を温める効果
② デトックス効果
③ 不安の解消・鎮静作用
④ 害虫除け効果

まずはなんと言っても体を温める加温作用。特に女性には一番使ってほしいアロマです。

そして、どうせ運動するなら、より抗酸化作用・デトックス作用を高めたいですよね。そんなときもシナモンが効果的です。

おすすめの使い方は、いずれもカプセルに入れて飲む使い方が良いですね。ただし、シナモンの主成分は摂取量には気をつけなければならないので、最低限の量で十分です。

また、シナモンは不安を除去したり、リラックスする作用もあります。瞑想をしたり、濃度を低くしてアロマバスだったり、シャワーアロマに使用するのも良いアイディアですね。

虫除け作用は、特にゴキブリなどの害虫に対して効果があるので、キッチンスプレーや玄関周りのお掃除スプレーにも◎です。

実はシナモンはそれ以外にもたくさんの効果があって、私の好きなアロマバイブルの一つ、カート・シュナーベルトさんのAdvanced Aromatherapy: The Science of Essential Oil Therapyのシナモンに関する一節では、

Cinnamon bark oil provides ideal, fast-acting relief for infections, enzymatic deficiency in the digestive tract, and bacterial bladder infections.

Advanced Aromatherapy: The Science of Essential Oil Therapy P64

こちらの書物によると、感染症、消化管の酵素欠損症、膀胱炎の治癒に効果的に働く、とのことなんですね。未だコロナウイルスの感染症が心配される中、シナモンのアロマは夏だけでなくても、常備したい一品です。

アロマセラピストのおすすめ

カートさんの著書はアロマ界ではとても有名で、米国ではアロマセラピストのコミュニティでもおすすめされていて、セラピストやプラクティショナーの多くが、正しいアロマセラピーのベースを学ぶのに重宝しています。こちらもよろしければぜひ見てみて下さいね。

  

アメリカアマゾン日本 アマゾン

グレープフルーツ ~Citrus X paradisi~

そして最後のアロマは、グレープフルーツ。夏になるとどうしても使いたくなる柑橘系の精油です^^

グレープフルーツがこの時期に良い理由としては、

① ウェイトマネージメント作用
② 気分を高める効果

グレープフルーツには他にも効果があるんですが、特に自分が効果を感じたものとしてはこの2つがあります。

柑橘系の中でも、グレープフルーツは特にウェイトロスやダイエットの分野において、力強い効果を発揮します。個人的には、運動前に飲む使い方が好きなのですが、私の好きなウェルネスコーチであり教育者のDr.ZとMama Zの書物、The Healing Power of Essential Oils: Soothe Inflammation, Boost Mood, Prevent Autoimmunity, and Feel Great in Every Wayの一節によると、

Another study found that women who massaged their abdomen twice a day for six weeks using a 3% of solution of grapefruit and cypress oils experienced a significant decrease in abdominal fat and waist circumference.

The Healing Power of Essential Oils: Soothe Inflammation, Boost Mood, Prevent Autoimmunity, and Feel Great in Every Way P138

とあるので、グレープフルーツとサイプレスをブレンドして、3%希釈で気になるお腹周りに一日2回ほど塗ってエクササイズをすると、更なる脂肪燃焼促進に効果が期待できるかと思います♪

また、柑橘ならではの気分を高める効果もあります。夏の朝にフレッシュな気分をもたらしたい時は、グレープフルーツを使っています。

やる気がでない時とか、頭がぼ~っとするときは、ローズマリーとグレープフルーツをディフューズするととても効果的です。運動する気が起きないなとか、やりたいけど面倒くさいなぁ、と考えがちのときに、グレープフルーツのアロマはおすすめですよ。

刺激性があるので、濃度は低めにしてアロマバスをするか、シャワーアロマとしても使えますので、ぜひ試してみて下さいね。

無料メルマガも配信中!

アースギフトアロマでは、不定期にメールマガジンを配信しています。最近ではより詳しくシナモンの精油の効果や、おすすめの使い方を書いています。ぜひこちらからご登録くださいね。



まとめ

夏場は外に出る機会も増えて、楽しいイベントも多いですし、だからこそ体調管理は大切ですね。ぜひ今日紹介したアロマも取り入れてみて下さいね。

また、品質の良いアロマブランドやおすすめのショップに関しては、アメリカ在住者の方でしたら、こちらの記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

日本在住の方向けには、現在良い精油ブランドを調べていますので、まとまり次第記事を書く予定ですので、楽しみに待っていただけたらと思います。

今回紹介したアロマはあくまでごく一部ですので、これだけが良いというのではないです。ご自身の好きな精油でも構いませんので、アロマを取り入れて素敵なサマーライフを楽しんで下さいね。

ランキングに参加しています。いつも応援ありがとうございます!

-アロマセラピー, 基礎, 知識
-,

© 2023 EGA Lab