アロマ界 カナビス

【アロマセラピスト直伝】カナビスの精油・ヘンプオイル・CBDオイルの違いを徹底解説!

November 16, 2020

ヘンプオイルとカナビスのアロマオイル、CBDオイルって何が違うの?という方のために、今日はそれぞれの違いを解説するよ。

こんにちはEarth Giftです。

アメリカではブームとも言えるメディカルカナビス(医療用大麻)ですが、これら医療目的のカナビスの使用は多くの州で合法になり、中には嗜好品カナビスも徐々に認められるようになってきました。

アロマ界でも精油やCBDオイル、ヘンプオイルなんかが出回っていますが、そもそもそれらって同じもの?と疑問に持つ方も多いハズ。そもそもカナビスとか大麻、マリファナなど、様々な呼び名もあるし、なんとなく違う気がするけど、その違いが知りたい!という疑問に答えるべく、今日はそれぞれの違いを徹底解説します。


カナビス用語を整理しよう

まず、カナビスのアロマやヘンプオイルなどの前に、カナビス関連の用語を整理していきましょう。

私はアメリカに住んでいるので、あまり日本でカナビスがどのように伝わっているのかが分からないのですが、肌感覚では、日本では大麻やマリファナ、といった名前で浸透しているように思います。

しかし麻(あさ)という呼び名や、ヘンプなんてのもある。最近ではカナビスやカンナビス、といった名前も聞くようになり、一体どれが何なの?って思ってしまいますよね。

結論を言うと、例えどんな名称で呼ばれていようとどれも同じ植物です。

カナビス、ヘンプ、マリファナの違い

日本では麻というと、カナビスの植物という意味もありますが、その多くは繊維の意味を持つことが多いように思います。そして大麻というと、英語圏のマリファナのように、ドラッグや薬物などの少しネガティブなイメージになっているように思います。

実はアメリカでも同じで、多くの人がそれら違う呼び名について、それぞれの厳密な違いは分からなくとも、感覚で使い分けている風潮はあります。

例えば、マリファナは違法薬物、ヘンプは繊維や素材などの麻。そしてカナビスもしくはカンナビスは医療用、といったように使わけているように感じます。

ですが、 これら3つの呼び方はどれも植物は同じものです。

カナビスは厳密には多くの種類があると言われているのですが、その代表となる種類の学名がCannabis sativaCannabis indicaが多いですね。

このカナビスとカンナビスは、この学名の最初の部位である属名から来ています。nが2個続いていることからカンナビス、と呼ぶ方が多いと思いますが、実際英語圏で発音を聞くとカナビスのほうが近いように思います。

カナビス製品も違法薬物なのか?

カナビスもマリファナも同じだ言うと、カナビス製品も違法薬物なのか?という疑問も出てきそうですね。

そもそも、カナビスに”違法薬物”というイメージがついたのも、アメリカの歴史が大きく関わっているのですが、この呼名のせいで長年色々な誤解を生んでいるように思います。

アメリカではカナビス製品の売買は各州によって法律が決められているのですが、その法律から隠れて違法で出回っているカナビス製品のほとんどは、ただのカナビスの植物そのものだったり、カナビスのべーパーやスナックなどで、これらはコカインや覚醒剤といった類の毒性の強いドラッグ、とは程遠いものです。

稀に、マリファナだと偽り、THCのような覚醒作用を強力化した合成した人工成分などが出回っているのですが、これは確かに危険な違法ドラッグですが、カナビスとは何ら関係ありません

医療用カナビスを応援している身としては、こういったものが出回るのは本当に迷惑な話なのです!

また、カナビスがドラッグだと言われるもう一つの理由に、先程のTHC(テトラヒドロカナビノール)の成分があります。

カナビスの植物にはTHCという成分が入っているのですが、このTHCには覚醒作用をもたらす効果は確かにあります。ですがそれはアルコール飲料でも同じで、要は摂取量に気をつければ全く問題ないのですね。

むしろ他の薬理効果があったり、THC以外のカナビスの成分にも大きなベネフィットがあったりします。後ほど説明するCBDオイルはその代表例です。

アメリカではTHC成分の入った商品には国(フェデラル)の規定があります。0.3%以上のものはカナビス製品と定められてしまうのですが、逆に言えば、0.3%以下であれば、例えカナビスが禁止されているような州でも合法的に売買可能なのです。

カナビスの精油やヘンプオイル、CBDオイルはTHCが入っているの?

アロマ界でよく使われるカナビス製品は、ヘンプオイルやカナビスのアロマオイル(精油やCO2エクストラクト)、CBDオイルかと思いますが、それらにTHCが入っていないか心配、という方も少なからずいらっしゃると思います。

結論から言うと、それらの製品も規定通りに作られるので安心していただいて大丈夫です。

それらの製品に対するTHCですが、まずヘンプオイルや精油には含まれません。これはカナビスの精油やヘンプオイルの抽出方法故、物理的に含まれることが困難ということです。

CO2エクストラクトやCBDオイルになってくるとTHCが含まれますが、きちんと販売元がTHCの量を調節しないと販売できないことになっている、つまり精油でもCBDオイルでもTHC量の規定は例外ではありません。

多くの会社がアメリカ全州で販売しても大丈夫な0.3%以下で作っています。むしろ、それよりもカナビスの偽和精油や、CBDなんて入っていない偽物のCBDオイルが多く出回っていて、そっちのほうが心配かと思います。


カナビスの精油、ヘンプオイル、CBDオイルについて

ではここから、この3つの製品を一つずつ解説していきます。

3つの違いのポイントを表で見てみよう

これら3つの製品の違いは、抽出方法植物の使用部位によります。

精油 CO2エクストラクト ヘンプオイル CBDオイル
植物の部位 アエリアル アエリアル アエリアル
抽出方法 蒸留法 二酸化炭素抽出 コールドプレス 抽出油
THC なし あり なし 調整

このアエリアルというのは英語でAerial。空気に触れているという意味を持ちます。これは葉や茎、花などの植物の頃に空気に触れている部分を指すときによく使われる表現です。根や種以外の部分であることが多いですね。

カナビスのアロマオイル

私はアロマオイルという言い方は普段しないのですが、分かりやすいためにこの表現を使用しています。要は精油(エッセンシャルオイル)CO2エクストラクト、アブソリュートのことです。

カナビスのオイルで、アブソリュートは聞いたことがないですが、精油とCO2エクストラクトは実際に販売されています。精油は、カナビスの植物の葉や茎など、空気に触れている部分全てを蒸留法で抽出します。

つまり他の精油と同じ抽出法になるので、蒸留法で抽出できないような重たい分子量の成分は抽出できません。カナビスの精油にTHCやCBDが一切含まれないのはこのためです。

カナビスの精油の主成分は、βカリオフェレンとミルセンが互いに30%ほどと主成分となり、その他フミュレン、ピネン、リナロール、リモネンなどが多少含まれているくらいです。ですので、精油でも抗炎症作用や鎮痛作用が期待できるのですね。

CO2エクストラクトは二酸化炭素抽出法で抽出されます。原理はアブソリュートのようなものですが、使用する溶剤をヘキサンではなく液体二酸化炭素を使う、といった方法ですね。

この二酸化炭素抽出法を取ることで重たい成分も抽出できるようになりますが、CO2エクストラクト含まれる成分は、主成分もその他の少量成分もほとんど精油と同じです。THCやCBDも含まれるようにはなりますが、それでも極微量の割合です。

使用するカナビスが、より雌しべの部分が多かったり、エッセンスが多ければ多少の違いはあるかもしれませんが、それでもCBDは1~5%程度、THCは1%未満で0.1%とかそのような程度です。どちらも使い方は他の精油と同じですが、効能の特徴柄、塗布か飲用がおすすめですね。

ヘンプオイル

ヘンプオイルはキャリアオイルの一種として扱われる植物油です。ですのでこれは精油とは違い、単体でも肌に塗るなどで使用できるものです。

ヘンプオイルは種をコールドプレス法で抽出するので、ヘンプシードオイルとも呼ばれます。コールドプレスはだいたい50℃以下の温度で処理されると言われていて、50℃はあまりコールドじゃないな、なんて思ったりしています。香りはちょっと緑くさい、なんというか、漬物のような香りで^^;、色は綺麗な緑色をしているので、見ているだけでも癒やされたりしますね。

こんな感じの色です。以前クリーム作りをしたときの写真です。

この緑は葉っぱの色??と思われがちですが、そうではなくクロロフィルといって、種に含まれる天然色素によるものです。

さわり心地はちょっと重めなので、マッサージなら他のキャリアオイルと混ぜて使うことが多いです。私が一番使うのは、スキンケア系のクリームやボディバター作りの基材として使うことが多いです。

ヘンプオイルはサプリメントとしてもかなり健康へのベネフィットが高いです。私がいつも買っているショップでは、最近食用の高品質なヘンプシードオイルも置き始めて、香りや味が濃厚でとても美味しいです。

ヘンプシードオイルにはオメガ9のオレイン酸やオメガ3のリノレン酸、ビタミンEなんかが含まれていて、抗酸化作用や抗炎症作用などが優れています。

なので、カナビスの精油とブレンドしたサプリメントは、体の炎症に最高に良い組み合わせなんです。ちなみに、ヘンプシードオイルはそのまま口に入れるサプリメントには良いですが、お料理する際はあまり加熱しないように気をつけましょう。サラダドレッシングが一番おすすめです。

稀に、日本で販売されているCBDオイルは、ヘンプオイルと表記されて販売されているのを見かけます。こんな感じの見た目:

次の章でお話しますが、ヘンプオイルとCBDオイルは本来全く別物ですので、もしお店でヘンプオイルと表記されているのに、15ml、30mlの小さなスポイトタイプの容器で売られていたら、CBDオイルの可能性があるので、きちんと中身を確認するようにしてくださいね。

CBDオイル

では最後にCBDオイルですが、これはカナビスの成分のCBD:カナビディオールという成分が含まれているオイルのことを指します。

とはいえ、厳密な定義は定まっていないように思いますので、カナビスエクストラクトといった表記になっていても、おおよそCBDオイルのことと思って良いと思います。名称では分からないような曖昧な場合は、何が入っているのか成分を必ず確認しましょう。

CBDオイルの多くは、カナビスの植物をオリーブオイルやサンフラワーシードオイルなどに漬け込んで成分を取る、抽出油を利用しています。中にはCO2エクストラクトを他のキャリアオイルで希釈して販売しているところもあります。

CBDは法律に引っかかるものではないので、CBDの含有量が多くても問題ないです、THCがどれくらい含まれているのかで販売に規制がかかります。なので、多くの会社は0.3%以下に調整しています。

CBDには抗炎症や鎮痛効果、抗癲癇作用などさまざまな作用が報告されていますね。CBDオイルは飲用がメインで、舌に垂らすといった使い方がメジャーですね。

アロマを学んでいる方は、塗布使用をされる方も多く、アロマクラフトとして、自家製痛み止めクリームやローションなんかも作れます。場合によってはCO2エクストラクトをキャリアオイルに混ぜてCBDオイルとして販売しているお店もあります。

CBDオイルは品質の差が非常にばらつきが多いので、必ずお店のカスタマーサポートに、そのCBDオイルがどのように作らえているのか、何%(何mg)のCBDが入っているのか、できれば成分分析も確認してから買うことをお勧めします。

メルマガもどうぞ

今回はお話ししていないTHCやCBDの効果は以前メルマガでも書いています。登録すると過去のものも見られるようになりますので、よろしければぜひご登録してみてください。配信は不定期ですが、完全無料です。


カナビス製品のおすすめショップ

ということで、最後に私のおすすめのショップをご紹介します。

● Essential Oil Analysis(エッセンシャルオイルアナリシス)
● DESROSIERS International(デスロジアズ・インターナショナル)
● Mountain Rose Herbs(マウンテンローズハーブス)
● Plant Therapy(プラントセラピー)

DESROSIERSについては以前紹介しているので、よろしければこちらの記事を御覧ください。

アメリカでおすすめオンラインアロマショップ!【品質の良い精油の選び方、気をつけたい購入先など】

今日はそれ以外の3つをご紹介したいと思います。

Essential Oils Analysis

まずはEssential Oils Analysis。ここのオーナーのRoxanneさんは私がFacebookのグループ色々あったときにとてもお世話になった方です。アロマ界の精油化学者、ロバートパパス氏と一緒に仕事をされており、現在オンラインショップを持ちながらパパス氏が蒸留や分析に携わっている高品質なカナビスオイルを販売しています。

ここでは精油とCBDオイルを販売していて、CBDオイルオイルは色んなフレイバーがあるんですよ。久しぶりにチェックすると種類が更に増えていますね!

以前私はフレーバーがないものとバニラミントを買ったのですが、バニラミントの美味しいこと!これは本当におすすめです。

もちろん、甘くないのですがペパーミントの精油と自然なバニリンの成分をブレンドしていて、鼻炎の症状が出たときには最高の助っ人です。あとはダークチョコレートミントもおすすめ。

詳しくはコチラ

Mountain Rose Herbs

ここはアロマクラフト作りの基材購入に御用達のお店。精油からハイドロゾル、キャリアオイルに抽出油、ドライハーブ、ハーブパウダーと何でもあります!

精油に関しては、色々なサプライヤーから買い付けているため、必ずしも品質の高いものではないのですが、ものによっては良いものもあります。私はここでは精油以外の製品、とくにキャリアオイルはとっても重宝しています。

ここは精油やCO2エクストラクトは置いていないのですが、ヘンプシードオイルは2種類あって、コスメティックグレードのもの(それでも飲用も可能)と、クリナリー用のオイルがあります。

このクリナリーとは台所の、という意味なんですが、要は食用に作られたオイルなので、サプリメントやサラダドレッシングなんかに使いたいときにすっごくおすすめです。細長い瓶に入っていて見た目も素敵なのと、とても香りも深くて綺麗な緑色をしています。

最初慣れていないとちょっと緑臭さが強いかもしれませんが、効能を知ってから使うと、それも効果の一部と思えるのですぐ慣れますよ^^

コスメグレードはプラスチックボトルに入っていて、こちらはもう少し明るい色の緑ですね。香りもクリナリーよりも軽めでナッツのような香りで、最初はこちらから使うのが良いかもしれません。クリーム作りなんかにはこちらをどうぞ。

詳しくはコチラ

Plant Therapy

ここではCO2エクストラクトとCBDオイル、ヘンプオイルが置いてあり、アメリカで最も有名なブランドの一つです。

数年前は偽和精油問題があって毛嫌いしていたのですが、最近ではロバートティスランド氏が携わるなど、だいぶ改善されて、以前買ったオーガニックのベルガモット精油とても良かったことや、ヘンプオイルも良かったので、今ではお気に入りの精油会社です。

まあヘンプオイルに関しては、先程のMountain Rose Herbsが一番ですけども^^

ここのCO2エクストラクトやCBDオイルはきちんと成分分析がされていて、色んなフレーバーがあります。様々なCBD商品などもあるので、自分でクラフトを作るのが大変な方とか、パッケージも可愛いので、誰かにギフトを贈りたいときにはとてもおすすめですね。

注意点としては、ここのお店はアメリカ国内のみに発送可能ですが、CBDオイルやCO2エクストラクトはTHCの含有量故、州によって発送できないところもあるので、必ず確認してくださいね。

詳しくはコチラ


まとめ

いかがだったでしょうか?他にもおすすめがあるのですが、長くなるので今日はこの辺にします。ぜひカナビス製品も使ってみてくださいね。

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