アメリカ アロマ界

【アメリカ発】気を付けたいアロマブランド!∼アマゾンユーザーは絶対に見て∼

November 21, 2020

アマゾンは何でも買えるし便利♪ 精油もここで買ってるよ!という方には絶対に見てほしい、アメリカのアマゾンで今でも売っている邪悪な偽物アロマブランドを紹介するよ。

すっかり秋も後半になりましたね!紅葉も終わり、徐々に寒い日も出てきました。最近、日本のアロマ関連の記事を読んでいた時に、海外のブランドなら安心できる、といった記述を目にしたこともあり、今日はアマゾンユーザーには特に気を付けてほしい、アマゾンで買える偽和精油ブランドをご紹介します。


偽和精油って何?

以前、アメリカの精油科学者、ロバートパパス氏のエッセンシャルオイルユニバーシティーのFacebookで、偽和精油を暴露しよう!のコーナーがあったのですが、そこでは様々なブランドの精油たちが上がっていたんですよ。中には、こんな有名な会社も?!っていうような会社もあり、それはアメリカのアロマの品質が疑われても仕方ない、と思うほど。

今日は、これまで明かされてきたアメリカのアマゾンで販売されるインチキブランドたちを一挙ご紹介します。かなり広まっているので既に知っている方も多いと思いますが、現在のサイトも見ながら一緒に確認していきましょう。

まず、偽和精油が何なのか分からない方のために、その意味から説明します。

主な精油の偽和手法5つ!

偽和精油はその名の通り、偽和された精油、つまり本来の精油の定義ではない偽物のアロマ、ということになります。これは精油の定義を理解していないと、何が偽物で何が本物なのかイマイチ分からないかと思いますが、精油が偽和される方法として以下のことがあります。

① ボトルに表記されているものではない植物を使う
② ボトルに書いてある植物以外の植物も混ぜる
③ 人工的に他から採られた成分を混ぜる
④ 増量剤を入れる
⑤ 完全に人工的な成分で構成される

といったものがあるかなと思います。精油には必ず使われる植物の学名を記載しなければなりません。

一つ目の偽和方法は、その記載にあった植物ではない全く別の植物を使う偽和方法です。これは例えば、メリッサだったり、ブルータンジーなどの精油が挙げられます。もっと安い植物で香が似ている植物だったり、同じ属名の別な植物だったりを使い、あたかも本物として売られることがあります。

二つ目は一つ目と似ていますが、ちょっと違います。これは、いくらかは本来の記載通りの植物を使っていながら、ほとんどは別な植物を使う偽和方法です。これはわりとよく使われる方法で、高価な精油だけでなく、ラベンダーやペパーミントなどもこの方法で偽和されることが多いです。これは、精油に使われる植物に、かなり近い似たような安価な植物があると、よくこの偽和方法が使われます。

三つ目は、主成分の割合が多いものや、高価な精油にはありがちな偽和方法なのですが、その精油の主成分を人工的に作った成分だったり、他の植物から抜き取った成分を混ぜて偽和します。これは、サルチル酸メチルが90%以上のウィンターグリーンやバーチの精油に良くみられます。あとは、フランキンセンスやタイムなんかも多いですね。つまりは増量剤として同じ成分(出所が違う)を入れる、という手口です。

四つ目は単純に増量剤を入れる偽和方法。これはおそらく最も多い偽和方法でしょうね。一番簡単で、コストがかからないからです。この増量剤とは、例えばキャリアオイルとしても使われる分別蒸留ココナッツオイルなどの、軽めの植物油だったり、石油系の成分とかアルコールなんかを混ぜます。これは、アロマのブレンドが得意な方なら一発で偽和されているのが識別できます。

五つ目は、完全に人工成分で作られた精油です。これはどの精油に対しても行われる方法ですが、その背景には、香水や雑貨としてのアロマオイルを販売している会社だと、当たり前のように売られています。この場合は、どちらかというと精油やアロマセラピーの目的ではなく、あくまで芳香剤的に使うのを目的としている場合があるので、それなら別に良いと思います。ですが、中にはアロマセラピーや、エッセンシャルオイルと言いながら、完全別物の人工香料を売りつける会社も存在します。

今日ご紹介するものには、どの偽和手法が使われているのかも見ていきますので、この番号は覚えておいてくださいね。

なぜ偽和されるのか?

そもそもなぜ偽和されるの?と思う方もいますよね。90%以上の場合はコスト削減して利益を得るためですね。

例えば、偽和される前はまともな精油だったのに、それに安価な増量剤を加えて安く大量に売る、という方法を取ったり、完全に人工的な安い成分を適当に調合して、香水の感覚で偽和精油を販売する、ということが起こるのです。

あとは、とある有名精油会社Y社ではないですが、高度な小賢しい技術を使い、素人なら絶対に分からない方法で偽和することで、自分の技術の高さに酔いしれる快感をもつような科学者もいるかもしれませんよね。

ですので、偽和されるには色んな背景があるのでしょうが、私たち消費者は、品質の良い精油を見分けらるための知識や嗅覚を鍛える、ということが重要になってきます。


アメリカアマゾンの粗悪なアロマブランドを見ていこう

アマゾンは私も大好きで、日用品の定期購入には欠かせない会社です。ですが、アマゾンに売られているのは必ずしも高品質だったり、安全なものではありません。

今日ご紹介するのはあくまでほんの数例ですので、他にも気を付けたいブランドはたくさんあると思いますが、今回の記事を参考にして、自分でも確かめられるようになってくださいね。では今日紹介するアロマブランドの一覧はこちら。

① アーティゼン ~Artizen~
② エイチビーエヌオー ~HBNO~
③ レインボーアビー ~Rainbow Abby~
④ サンエッセンシャルオイル ~Sun Essential Oil~
⑤ マジェスティックピュア ~Majestic Pure~

Artizen

一つ目の会社はArtize。(この会社の公式ウェブサイトはこちら。)こんな会社聞いたこともありませんでしたが、アマゾンを見てみましょう。

まず、精油14本入りパックが$15で購入できることからして、既に胡散臭いニオイ満載です。

ラベンダーの精油が紫色をしている。。この時点で着色料を使用している(本来精油にはない成分が入っている)のでもうアウトですよね。これは人工成分だとか自然成分だとかは関係ないです。

注目してほしいのはここです。ラベンダーの精油が1オンス(30ml弱)が$8であることに加え、許せないのが100% Pure&Natural Undilutedなどと書いてあります。100%天然で希釈されていません、って書いてあるんですよ。これじゃ信じてしまう消費者はたくさんいますよね。レビューも怒濤の4.5ですよ。アマゾンのレビューが信じられないのが明白ですよね。

普通、ラベンダーの精油できちんとLavandula angustifoliaから抽出された精油であれば、15mlでも$20はします。

パパス氏のFacebookによると、ここのネロリの精油とバニラ精油といった胡散臭いオイルを調べると、ネロリはほとんどが人工的な香料で、香水によく使われる成分、ジプロピレングリコールが入っていたのだとか。

また、バニラには“精油”というものはそもそも定義上存在しないのです。バニラオイルやバニラエッセンスのことでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、それらはバニラビーンをオイルやアルコールに漬け込んで、芳香成分を抽出したものです。バニラの香の成分はバニリンと呼ばれ、大きな分子のため水蒸気蒸留法では抽出できないので、そもそも精油の定義から外れているのですね。

このブランドのバニラの精油というものは、ただの人工香料のようです。

この会社の商品をみると、オレンジの精油はオレンジ色に、レモンの精油は黄色に染まっていて、サイトを見ながら色を楽しむだけで十分ですね。。

ちなみに、ここは先ほどの1~5の中で5番目の偽和方法に該当します。

HBNO∼Health&Beauty Natural Oil∼

二つ目がHBNO。(会社の公式ウェブサイトはこちら。)この会社も知りませんでしたが、見た目は可愛らしいボトルで、清潔感のあるお洒落な感じはありますね。

ですが、よく価格を見ると4オンス(120ml)のラベンダーの精油が$14って。。これは先ほどのArtizenよりも酷い安さです。公式サイトにいくと、明らかなカラフルな人工香料ボトルがトップ写真になっているところを見ると、アロマを全く知らない素人が経営しているであろうことは一目瞭然。

パパス氏によると、ここのラベンダー40/42を購入して分析すると、当時この会社のサイトに載せてあった分析レポートと合致しなかった、と話しています。ラベンダーの成分とは程遠いとのこと。成分が人工かどうかは記載はありませんでしたが、これも先ほどの偽和精油手法の⑤に当たると思われます。

Rainbow Abby

3つ目はRainbow Abby。(公式サイトはこちら。)中国語の記載があるので、中国の方が経営しているのかしら。ここはアマゾンでもショップを作っているようで見やすいですね。

個別の商品ページに行くと、

ありました。ラベンダーが30mlで$14。HBNOよりはマシですが、30mlでこの値段はあり得ませんね。

何より、5mlのローズとジャズミン。二つセットで$11って、一本当たりでも0が1個足りませんよ。。というか公式にジャズミンエッセンシャルオイルなんて名前を使うほどですので、アロマセラピー初心者ですらない表現ですよね。大衆に分かりやすくしたいための表記としてそうしていても、そのジャズミンオイルの詳細の記述もありません。ローズの商品ページにはこんな記述もあって、

Premium Grade Rose oil - Distilled from the petal of Bulgarian fresh rose , without any synthetic additives, ensure 100% pure therapeutic grade quality.
    ローズオイルのAmazonショップページ

プレミアムグレードのローズオイル、一切人工成分を含まない、確かな100%純粋セラピューティックグレード、などと謳っています。これでは精油のグレードの表記など関係ないですね。

パパス氏いわく、ローズの精油はガロン売りのホールセールでどんなに安く買っても、10mlを$10で買うことは不可能。調べるまでもないとのことです^^

この精油は分析していないので、どのタイプの偽和手法か分かりませんが、おそらく④か⑤の安さではないかと思います。 

Sun Essential Oil

そして4つ目はSun Essential Oil。(公式ホームページはこちら。)ここもアマゾンで見てみましょう。

出ましたねこの価格。もうどこも同じに見えてきます。このラベンダーだけ見ても偽物であることを物語っていますね。

4オンス、つまり120mlで$8ですから、よくラベンダーの精油の偽和に使われる、ラベンダーに似たラバンジンでも、この価格で販売するのは難しいですよね。そもそもラベンダーの精油とユーカリの精油が同じ価格で提供できるわけがない。。

パパス氏はこの会社に関して、ここで売られているオイルは全てにおいて安すぎて話にならない。バニラオイルがエッセンシャルオイルと表記されているのが偽物だと分かる、などと言っていましたね。

明らか過ぎるので分析もしていませんが、偽和手法⑤で間違いなさそうです。

Majestic Pure

最後はMajestic Pure。(公式サイトはコチラ。)アマゾンを見てみると、

ここが一番価格が高いですね!それでも120mlで$21とあり得ない安さですけれども。

ここはパパス氏が3年前に分析して多くの方がシェアをしているので知っている方も多いかと思います。分析結果などはEOUのFacebookで見られます。

これによると、ほとんど人工香料で、ラベンダーの成分は全く入っていなかったとか。

最も怖いのが、この精油にフタル酸ジエチルが増量剤に使われていたこと。これはWikiで調べても分かりますが、毒性が強く、燃焼すると有毒ガスを起こすとあります。これはアロマポッドなどを使っている人には健康上の被害が出ますよね。本当に危険だと思います。ロットナンバーによって、この成分が含まれていないものもあったとありますが、どれに入っているかなんて私たちは分かりません。

ここは精油だけでなく、キャリアオイルなどの他の製品も気をつけないといけませんね。これだけ混ぜ物や人工成分で成り立っているにも拘わらず、100%純粋、ナチュラルなどと書いているのが、どんな神経しているんだって思ってしまいますね^^; 偽和手法は明確に⑤の手法です。


まとめ

いかがだったでしょうか?海外のブランドなら安全!と思っている方、それは危険であることが少しご理解いただけたかと思います。今回のAmazonのブランドはあまりにも悪すぎますが、セラピストもよく使うであろう有名な精油のブランドでも偽和されていたこともあるんですよ。アメリカだけでもかなり多くの偽和精油が出回っているので、どこに地域に住んでいても、品質のしっかりした精油を選んで使っていきましょう。

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