私は現在アメリカに住んでいますが、アメリカでもドテラの評判は様々です。高評価もあれば低評価も多々見かけます。これはおそらく日本でもそうなんだと思うのですが、やはりネガティブな噂の理由は、ドテラがマルチビジネスのシステムを取っていることが大きな原因かと思います。
実際に私も、コロナを心配して日本に住む家族にドテラのサプリを送ってあげたのですが、その時に母親から ”ドテラは日本では評判が悪いのよ” とわざわざ文句を言われた始末^^; マルチビジネス=ネズミ講とか、友人を失くすとか、様々なネガティブな噂もありますし、確かに、マルチビジネスの評判が悪いのも分かる部分はあります。
ですが、私がドテラビジネスをしない理由は、一般に思われている理由ではないのです。今日の記事はそういったマルチ嫌いの方へ、誤解を少しでも解ければなと思い書くことにしました。
1, そもそも辞めた理由はドテラが嫌になったからではない!
・マルチビジネスを辞めた今でもまだドテラユーザーな話
・マルチビジネスとその会社の商品の使用は別物
・【悲報】精油の使用は自己責任として処理されてしまう
・辞めた理由は、アロマセラピーが好きだったから
2, マルチビジネスで稼げないのはビジネスではなく本人の問題
・マルチビジネスには向き不向きがある
・マルチビジネスも起業と同じ
3, 必ずしもマルチビジネス=友達を失くす、ではない
・別のマルチで友達をなくした体験談
・ドテラで出会った人はビジネスを辞めても仲がいい
4, まとめ
そもそも辞めた理由はドテラが嫌になったからではない!
まず最初に、私がドテラのビジネスを辞めた理由が、ドテラ社や商品が嫌で辞めたのではなく、他に原因があったんですよ、という部分をお話したいと思います。
マルチビジネスを辞めた今でもまだドテラユーザーな話
マルチビジネスを辞めた場合、多くの方がその会社自体から退会するように思います。その一方で私のように、ビジネスを辞めても商品を使い続ける人も、少数派ですがいると思います。これは何が違うんだろうな、と考えたときにポイントはこれなのかなと。
もともと商品が好きで入ったかどうか
私は当時、マッサージで使う高品質なアロマを探していて、何でもいいからある程度質のいいものを早く買いたい!と思っていました。
そんなときにドテラの紹介を受け、ドテラ社がマルチビジネスを採用していることを聞かされて喜んでいたくらいだったのですね。まだアロマ入りたてで勉強をしている時期だったので、会員になって安く買えるなんてラッキー♪とすら思っていました。
当初ビジネスは全く興味がなく、紹介を受けた時点でもきっぱり断っていました。しかし、ペパーミントに衝撃を受け、色々な商品を試して商品を調べていくうちに、確かに高品質で効果のある商品だと気付きました。
ビジネスに参加したのも無理やり勧誘されたのではなく、自分から入りました。むしろ最初の紹介者の方がビジネスのフォローアップをしない方だったので、わざわざそのために違うチームに変更したほどだったんですね。
その後もドテラの商品が好きで使い続けていて、今でもそれは変わることはないのです。
マルチビジネスとその会社の商品の使用は別物
おそらく私が今でも変わらずドテラの商品が好きな理由として、商品の使用とビジネスは別物だと考えているからだと思います。要は、マルチビジネスをしている人の人柄はどうであれ、商品は商品ということです。
例えば、ドテラの製品の誤った使用で副作用が出た場合、使用者は、“紹介してきた人の教えの通りに使用したのに副作用が出た!” と怒る事と思いますし、その言い分も分かります。しかし、本来その使い方が正しいのかを考えると、それは違っていたりします。
よくあるのが、精油を原液でボトルごと垂らして口に入れたり、刺激のある精油を背中に原液で塗ったりする使い方。これは確かに、紹介者の教えは正しくはないと思います。
ですが商品に視点を置くと、商品が悪質だとか、マルチの商品だから副作用が出たわけではないですよね。
【悲報】精油の使用は自己責任として処理されてしまう
先ほども言いましたが、アップライン(ビジネスに入会した時に紹介した人やその上層部のこと) の教えに忠実に従って使用したのに良くない反応が出た場合、怒りたくなる気持ちはよく理解できます。とても理不尽で腑に落ちないことだと思います。
ですが残念なことに現在の法律では、アロマはただの香水や香料と同じ扱いです。誰かに奨められた通りに精油を使用しても、精油の使用は自己責任として扱われます。
ただし、もしも誰かに無理やり口を開けさせられて、精油を飲まされたりとか、原液を許可なく強引に塗布されたりしたら、これはもはや刑事事件になってしまいますけども。。
ドテラ社のホームページにこういった記載があります。
“These statements have not been evaluated by the Food and Drug Administration. This product is not intended to diagnose, treat, cure, or prevent disease.”
ドテラ公式ホームページより
これはドテラ社が公式に掲げている免責事項で、これを直訳すれば、ドテラで出している記述はFDA(食品医薬品局)で確かめられたものではないのと、商品の使用が病気やけがの診断、治癒治療、防止を意味するものではありません。ということなのですが、これには精油は薬品としての効果は何ら実証されていないので、使用は自分の責任の下で行ってくださいね、という意味も含まれます。
つまり、紹介した人やその上層部、ましてドテラ社が何を言おうと、自分で判断して使おうね、の意味なのです。
私はホリスティック業界でマッサージを学んでいた身なので、この手の免責事項の表記にも、精油の使用方法の在り方に関しても、全て納得していましたが、初めてアロマを紹介されて、何も聞かされず入会していたら、後に何かあった時にえぇ!?となってしまうのも、無理はないことだと思います。
辞めた理由は、アロマセラピーが好きだったから
結局私はなぜマルチビジネスは辞めたのかということですが、結論を言うと、ドテラを売ることよりも、アロマセラピーを教えることの方が好きだったと気付いたからでした。
私がアロマ界に入ったのは、アロマの効果に感銘を受け、それを人に広めたいと思ったからでした。しかしそのためには、1つの精油会社だけを知っているだけでは不十分だったのです。
例えば、ドテラ社にはセージやパルマローザ、ジャーマンカモミールのシングルオイルがありませんよね。
ですがアロマセラピストとして、それらの精油がどういった香なのか、どんな効果や使い方がベストなのか、そういったことを考え始めると、精油を買わずにはいられないわけなのですね^^; なのでフィギュアにはまるオタクたちの気持ちはよ〜く分かるのです。
ドテラもたくさんの種類がありますし、様々な製品ラインもあって良いのですが、やはりアロマセラピストの視点からすると物足りない!と感じるのは私だけではないはず。
そして精油を知るとその植物やハーブにも興味が持ち、精油はハ―バリズムに置いて最も強いものだから、摂取量は大切だということや、限りある自然からの貴重な産物だから、購入は最低限にしようとか、そういった気持ちになっていったのですね。
ドテラ社はビジネスする上で、一定額の商品の定期購入が必須です。これは私の中ではとても残念にも思うことでした。
ドテラ社自身、精油がどれほど大変な過程を経て作られるのかを知っています。そして、発展途上の地域の方々を経済的救済をするために、現地の人々に働いてもらい、芳香植物を作ってもらう。これは素晴らしい考えだと思うんです。
ですがドテラ社の毎月購入するノルマは、多くの人を精油の使用過多にさせてしまっている気がします。当然、これらは私の勝手な考えですし、決して正しいわけではありません。ですが、これが私の中での一番大きな理由でした。
マルチビジネスで稼げないのはビジネスではなく本人の問題
では、マルチビジネスに関してお話しますが、マルチビジネスはビジネスを始めることと同じですので、当然簡単ではありません。
稼げなかったと嘆く人には必ず原因があります。実際に私の周りでも、もう10年近く稼いでいる人はいますし、最近入った方でどんどんランクを上げている方もいるくらいです。
稼げない例として私を挙げて説明しましょう。
マルチビジネスには向き不向きがある
私の場合は、ビジネス会員だった当時もあまりドテラからの収益はなく、今ではビジネスは辞めていますが、それは自分が稼げなかったから辞めたわけではありません。自分が稼げないのは理由が明確でした。
これは前の章でも言いましたが、自分自身が毎月$100以上購入する必要がないと思っているのに、それを他人にお勧めできなかったからです。
私は自分が本当に好きな商品なら、何分でも語っていられますし、商品を売ることだけにコミットするなら、変な話著名人や専門家を一人雇って、SNSやSEOを使いながら、商品の良いところとポジティブな体験談だけ誇大宣伝してもらえば、大量に売ることは可能ですよね。
ですが精油の購入に関しては、自分自身も、そして生徒さんにも、精油の使用は本当に必要な時に使ってほしいとか、何本も前もって購入して長期間置いとくと未開封でも酸化するよ、と教えています。
じゃあドテラの精油だけでなく、サプリメントや化粧品、日用品を購入すれば良いのでは?、という意見も理解できますが、精油以外の商品に関してはドテラ社よりも良い商品が自分の中にはあるのです。
このように私の根底の考えが、ドテラのビジネス資格の条件に満たなくなった。つまりドテラのビジネスには向かない人だったわけです。
マルチビジネスも起業と同じで0からビジネスを立ち上げるということ
マルチビジネスは、就職のように一定の安定性はありませんし、ビジネスとして初期費用や、商品を試す期間も必要です。営業、マーケティング、そしてダウンラインのフォローアップに費やす時間は、一般企業の労働時間よりも断然多いはずです。
なにより、人付き合いやトーク力が必須の職業。これを全て一人で行い続ける覚悟がないと、稼ぎ続けることは難しいですよね。
ですが実力があれば、誰にでもどこにいても始められるビジネスなので、商品の愛用者で、マーケティングや接客が得意な人であれば、むしろ変な企業に就職するよりも、断然高収入を得られる可能性は高いのです。
だからこそ、ビジネスで稼ぐことだけに興味を持って、商品に無関心で参入した場合は、出だしの勢いは良くても冷めるのも早かったりします。
必ずしもマルチビジネス=友達を失くす、ではないこと
ここが一番マルチ嫌いの方に読んでほしいところなのですが、マルチビジネスだから友達を失くすのではないよ、ということです。
別のマルチで友達をなくした体験談
確かに、紹介者やチームの人柄が良くないと、人間関係が最悪のまま仕事をしなければならないですし、そのチームで今後営業をしていくことで、その方針が原因で人が離れていくことは実際にあります。
これは私自身経験があるのですが、以前別のマルチビジネスで強引な勧誘を受けて、2週間で退会したことがあります。原因は紹介者とそのチームと相性が合わなかったことでした。
Amwayのマルチビジネスは今でも有名だと思うのですが、当時2008年頃だったと思います。野外イベントでとても親切な女性グループに声を掛けられ、後日パーティーに招待されたらAmwayの鍋デモのイベントでした。
その後ビジネスの話をされて、入会金はいつでもいいからと押され、渋々入会することに。すると翌日からタスクを言い渡され、なぜか私の家で毎週イベントを開催すると勝手に決められる始末。。そして入会金の催促が酷くなり、やっぱり辞めることを告げると大声を張り上げていたことは今でも鮮明に記憶に残っています。
そしてその後、別のAmway会員の方に出会い、商品は欲しかったので再度Amwayに入会した、という昔話があります。もし最初の紹介者がまともな方であれば、そのまま会員継続していました。商品は好きだったんです。
要するに、友達を失くす失くさないは、その人がどういった人間性を持って、どのような営業をしているかなので、これは何もマルチビジネスに限ったことではないと思うのです。
ドテラで出会った人はビジネスを辞めても仲がいい
私の場合幸運だったのが、自分で紹介者を探したことです。とても人柄の良い方を見つけ、おかげでビジネスを辞めた今でも連絡を取ったりしています。ちなみに、その自分で見つけたAmwayのアップラインの方とも未だに仲良しです。
マルチビジネスの良いところは、チーム内が助け合うビジネス故、人柄の良い紹介者に出会えれば、例えビジネスを辞めても良き友人として継続しやすいです。何かあった時にお互い助け合える友人は、大人になってからそうそう出会えるものではありませんからね。
まとめ
まとめると、ドテラ社のビジネスやその商品は世間で言われるような悪者ではないよ、ということ。
例えばAmazonのようなどんな優良企業でも、そこで働く人は十人十色。意地悪の人もいれば悪質な人間性を持つ人もいるかもしれません。また、そういった誰もが働きたいホワイト企業でさえ、人によってはその方針が合わなくて転職したという話はよくあるものです。
これまでドテラ=ネズミ講=嫌いという考えがある方も、一度そのビジネスに関わる人や内部事情を取り除いて、精油を使ってみてもらえたらなと思います。中にはドテラ社にしかない精油もありますし、いつも使っている精油の一つのブランドとして考えてもらえたら嬉しいです。
また、ドテラ社のビジネスされている方も、相手の意思を尊重することは忘れないでほしいなと思います。
使い方をシェアする際は、使う側の安全性や体調を優先することや、自己責任で使用してね、ということもきちんと説明してあげるとより親切ですね。
少しでも、アロマ界でのマルチとそうでないアロマの格差がなくなれば良いなと願っています!